いただきます
 あゝ、ここんところ猫の手も、犬の手も借りてもまだ足りない。
基本的に外食はしないタチやけど、こう忙しいとそういう訳にいかん。
それで、最近なじみのご飯屋さんができた。
 安くてうまい。うちの近くにこんなええ店があったん知らんかった・・・。
そのお店の壁に、当時小学生だった女の子の文章が筆書きされてある。
行くたびに読んでいるので文章を憶えてしまった。
それを書いた彼女の純真さがぼくはうれしくなる。
それで、その内容をここに記録して残しておこうと思った。
でも彼女の本名を無断で載せるのは・・まずいやろなぁ。



     「いただきます」

ごはんを食べる時、手を合わせて、
「いただきます。」って言わねばなりません。
母は私にそう教えてくれました。
それはどうしてでしょう。
母は「生きものを食べなければ死ぬ。」
これは法則だ。法則に例外はない。とも言いました。

人間はごはんとか、パンとか牛肉、お魚、お野菜とか――
そういうものを食べます。
よく考えてみて下さい。
ごはんはお米のいのちです。
パンは麦のいのちです。
牛肉は牛のいのち。
お魚もお野菜もみんな生きていたのです。
そういうもののいのちを食べて人間は生きているのです。
だから生きるということは、殺しているということなんです。
だから手を合わせるのです。
だから必要以上に食べてはいけないのです。
必要以上に食べれば、必要以上に殺すことになります。
人間はお米や麦やお野菜、牛やお魚のいのちで生かしてもらっているのです。
こんなふうに母は教えてくれました。
私は本当だ!と思いました。

「気持ち悪い。」って言った人もいるけれど、
私にはよくわかりました。

ごはんを食べる時、
手を合わせて「いただきます。」って言うのは、
「あなたのいのちをいただいて生かしてもらいます。」って言うことなんです。

                         平成14年3月
                         小学6年 青○ 由○子

コメント

美雨
2014年7月3日21:26

こんばんは^_^
忙しいそうですね。
ご飯屋さんで 夕飯?
六魯さん もしかして カラオケおばさんから逃げてない?(笑)

六魯
2014年7月3日21:36

 あはは・・・ちょっと逃げてるかも♪
そやて、晩ご飯が喉を通らへんねんやもんなぁ・・・。
美雨さんも体験してみる?
いや、それは冗談やけど、この文章が気に入って食べに行ってるねん。

root
2014年7月27日22:49

六魯さん、お元気ですか?
働きすぎてませんか?夏バテ注意ですよ